‡月と氷と夜桜と‡

□∬夜陰月∬
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ヤミヨ「う…ぅぐ…」


いつもの月、そしていつもの闇に包まれた空…。


生きてたみたいだ。


ヤミヨ「酷い…」


里は、跡形も無く破壊されていた


?「木っ端微塵だぜ…うん」


?「これなら文句ねェだろ…」


?「そうだな」


やったのはあの人達…


?「なんだこれ?…うん」


ヤミヨ「!!」


金髪の青年は黒い刀を拾う。


ヤミヨ「それ…は…」


拾ったのは呪刀“黒桜”(くろざくら)


夜風の武器。


?「…オイデイダラ…。まだ生きてたヤツがいたぞ…」


デイダラ「本当だ。…うん」


?「その黒い刀で殺したらどうだ?」


デイダラ「そりゃ良い案だなサソリの旦那」


ヤミヨ「……」


サソリ「御前、暗部だな」


ヤミヨは力を振り絞って立ち上がる。


今付けている面で分かったのであろう


デイダラはヤミヨに近付く


デイダラ「テメェには恨みは無いが…」


ヤミヨは印さえも結べなかった。


体が動かない。


逃げる事もできない。


デイダラはヤミヨの腹部を黒桜で刺した


デイダラ「?」


ヤミヨから紫色の霞が出で、黒桜を通りデイダラの中に入っていった


デイダラ「なんだこれ?…うん?」


デイダラは刀を抜いた


ヤミヨ「うっ…」


ヤミヨは倒れる


サソリ「殺したかデイダラ」


デイダラ「ああ、まあ…多分な…うん」


サソリ「だったらこんな薄暗い所からおさらばだ。その刀は一応持っておけ」


デイダラ「分かった」


二人は去っていった。


ヤミヨ「……追わないと…」


ヤミヨは二人を尾行した。







死まで残り1ヶ月。


タイムリミットが始まった



∬一日目∬

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