レオ「ルリア、大丈夫か?」
『う、うん…私は平気。ちょっとびっくりしただけだから。それよりその人を』
レオ「あぁ」
とりあえず小屋の中にいた旦那さんの体を寝かす。
『レオリオ、私がやろうか?』
レオ「治療をか?」
『…うん』
レオ「いや、オレがやろう」
レオ「とりあえずこんなもんか。化膿止めがもっと必要だな。この辺でミダクド草が生えてる所はあるかい?」
「それでしたら、向こうの方に…」
レオ「ルリア、彼を頼む」
『うん、わかった』
レオリオは私と旦那さんを残し、薬草探しへ出かけた。
しばらくして、不意に彼が話し出した。
「妻は…大丈夫でしょうか?」
『心配いりませんよ。クラピカとゴンが行ってくれたんですから。それより、怪我の具合はどうですか?』
「だいぶ良くなりました」
『そう…よかった』
そう言って一息ついたとき、彼の目が赤く光った。
それはほんの一瞬の出来事。
今の、見間違いかな?
でも、そんなはずは…。
『あの…』
「はい?」
『今、目が赤く光りませんでした?』