side leorio.
レオ「やべぇなー、こりゃ。さて、どーするかね?」
あそこにいるのは…。
ルリアの姿を目の端でとらえた時、魔獣がロープを少し緩めた。
レオ「うおっ!」
『レオリオ!』
レオ「ルリア!そいつを抑えてろ!」
『うん!ディアス!』
ディア「はい!」
『木々の束縛(リストレイトツリー)!』
周囲の木々が体に纏わり付き、魔獣はその場で動きを封じられた。
『これでどう?』
レオ「上等。おい!」
ルリアに返事をし、魔獣に向かって声をかけるとともに持っていたカゴを投げつけた。
そして、魔獣がひるんだその隙に上に乗った。
レオ「これで形勢逆転だ」
ん?あの痕は確か…。
なるほどな、そういうことか。
『レオリオ、その魔獣は「どういうことか説明してもらおうか」
キリコ「何の話だ」
レオ「しらばっくれんじゃねぇ。お前、あの家の旦那だろ!」
『わかるの!?』
レオ「お前が一緒にいたからもしかしたらとは思ってたが…その注射痕が動かぬ証拠だぜ!」