悲しみの回顧

□訪問者は突然に
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side yukimura.



朱音の声に振り返ると、小さな女の子を二人連れた朱音がそこにいた。

ハニーブラウンの髪に漆黒の瞳を持つそっくりな女の子…双子かな?

その後、朱音に言われ、家にお邪魔させてもらうことになった。



『リビングはこの突き当たりだから、先に行ってて』



朱音は言いながら前の指差した。

朱音は双子とともに、階段を上がっていった。















side heroine.



夢実と夢芽を自分達の部屋へ行くように言って、私は2階の一室へ向かった。



『…拓?』

拓「お姉ちゃん…」

『具合はどう?』

拓「…うん。もう大丈夫」

『そう、よかった。夕ご飯になったら呼ぶから、諒達と一緒においで?』

拓「うん」



拓の返事を聞いて、幸村達のもとへ行こうと扉に手をかけた時だった。



拓「…、お姉ちゃん…」

『何?』

拓「…あ、ううん、なんでもない」

『じゃあ、行くわね』

拓「うん…」



拓の部屋から出ると、私は少し急いでリビングへ向かった。















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