side heroine.
校内ランキング戦一日目。
出場するつもりなど全くないが、"一応"テニスコートに来ていた。
ていうか、入部云々以前に私女だし…。
大石「やぁ、来てくれたんだね。ありがとう」
『…いいえ』
手塚「お前が桃城と試合をした一年か?」
新たに聞こえた声に振り返ると、いかにも厳しそうな少年(?)が立っていた。
この人が、部長…?
大石「彼は部長の手塚。えーと…」
『…水島』
大石「水島君、ランキング戦に参加してみないかい?」
手塚「桃城の話を聞いてな。一応、Cブロックにお前の場所を作ってある」
手塚先輩に言われてホワイトボードに貼られた対戦表を見ると、確かにCブロックが一枠空いていた。