Twelve-year-old mother -12歳の母-

□4点の攻防
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「不二トゥ・サーブ」



1ゲームマッチのため、サーブは交互に打つことになった。

僕が打ったサーブを、朱音がコーナーギリギリに返す。

僕もそれを返すが、まるでわかっているかのように(←実際わかっている)そこには朱音が待っていた。















───ポトッ…

僕の打ったボールの勢いを完全に殺すと、朱音はドロップショットを決めた。



「…っ、ゲーム・ウォン・バイ水島!」



結果として、試合は朱音のストレートで終了した。

僕から見ればわかってた結果だけど、みんなは相当驚いてるみたいだね…仕方ないけど。















大石「…手塚」

手塚「あぁ。彼がテニス部に入部してくれれば、青学にとって間違いなく戦力になる」

竜崎「…だが、個人の意志を無理やり変えることはできんぞ?」

大石「竜崎先生っ!」



いつの間にか来ていた竜崎先生と手塚、大石の会話を横目で聞いていた。

難しいと言うものの、竜崎先生の表情は楽しそうなものだった。













to be continued...
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