Twelve-year-old mother -12歳の母-

□少女の記憶
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side heroine.



───朱音。





あの声が、頭から離れない。

私を呼ぶのは、誰───?















その日の夜、夢を見た。















真っ暗な闇の中、たった一人で泣いている女の子。



「こんな自分、望んだわけじゃない」

「ただ、助けたかっただけなのに…」



彼女の声だけが、闇の中で響いていた。















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