side heroine.───朱音。あの声が、頭から離れない。私を呼ぶのは、誰───?その日の夜、夢を見た。真っ暗な闇の中、たった一人で泣いている女の子。「こんな自分、望んだわけじゃない」「ただ、助けたかっただけなのに…」彼女の声だけが、闇の中で響いていた。