悲しみの回顧

□訪問者は突然に
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side yukimura.



朱音が転校してきた翌日…つまり今日、朱音はまだ学校に来ていない。

もう昼休みになるのに…。

いつものように屋上へ行けば、既にみんな集まっていた。



切原「あれ?部長、朱音先輩は一緒じゃないんスか?」

幸村「いや、今日はまだ来てないんだ。だから少し待ってたんだけど」

柳「こちらに来たばかりで忙しいんじゃないか?」

真田「うむ」

幸村「俺もそんな感じだとは思うけどね」















結局この日、朱音が学校に来ることはなかった。

いや、この日"も"と言った方が正しかったかもしれない。















仁王「幸村、朱音はまた来とらんのか?」

幸村「あぁ」



結局朱音は転校してきたその日に来たっきり、三日連続で学校を休んでいる。



柳生「何かあったのでしょうか?」

柳「精市、行ってみるか?」

幸村「蓮二…朱音の家、知ってるのかい?」

柳「あぁ。少し調べてみたんだ」

真田「どうするんだ?精市」















幸村「…行こう。部活が終わったら、校門前に集合だ」















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