ハイスペック兄弟の日常

□新しい日常sideB
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朝。
「おはよ。一兄」
兄に挨拶をする。
兄は台所で味噌汁を作っていた。
「怪我、してないか?」
急に聞かれた。何でだろう。
ナルトに言われる。
「昨日の夜家に大型トラックが突っ込んだんだってば。」
・・・。
「・・・まじ?誰も起きてこなかったのか?」
一兄が苦笑いして頷く。
「まぁ、誰も怪我ねぇようだし・・・。」
言いながら慣れた手つきでご飯をよそっていく。
片手間に、俺達の弁当を用意しながら。
そうこうしているうちに、綱吉が降りてきた。
どうやら、例の家庭教師に蹴り起こされたらしい。
「一兄、おはよう!!」
「おはよ。今日はギリギリじゃねぇんだな。」
「う゛・・・。あ!今日は和食なんだね!」
話逸らした・・・。
「あぁ。家なおさなきゃ学校行けねぇし。だからとことん遅れてやろうかとな。」
開き直った・・・。
我が兄貴ながら男前だな。
やってることはオカンだけど。
「ツナ、綱義、ナルト、遅刻すっぞ?」
オカンって呼ばれるの嫌がるけど実質オカンだしね。やってることもかける言葉も。
「うそ?!もうそんな時間!?」
「忘れもん無いか?」
こう言うとこ正にオカンだよなぁ。
性別から違うんだけどね。
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