少女の願い BOOK
□演習編
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次の日。
「おはよー琴音!!遅刻よ、遅刻!」
『…うむ。カカシ先生はまだかね?』
「まだだってばよ…先生が遅刻してどうすんだってば…」
朝、私が行くとカカシ先生以外全員来ていた。
「…それにしても、お腹すいたわ〜」
『ん?サクラ、朝ご飯食べたばかりなのだろう?もうお腹すいたのかね?』
そう言うと、三人とも驚いたような顔をした。
「おい、ウスラトンカチ。お前まさか…」
「朝ご飯、食べてきたんじゃないでしょうね…?」
「琴音ってば…?」
『これから演習だろう?当たり前だよ、君たち。』
「「「はぁ―――!?」」」
『…五月蠅いぞ』
三時間後。
「やぁ、諸君おはよう。」
「「おそーい!」」
「……」
『ふむ、これだけ遅刻すると寧ろ清々しいな。』
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