少女の願い BOOK

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…7班のメンバーはどこだろうか。


私は只今、てくてくと里中を探索していた。
それにしても、見つからない。
『疲れた…。面倒になってきたし、先に食べてしまおうか。』

そう言って顔を上げると………

…建物の中でいがみ合っている、ナルトとサスケを見つけた。

『アイツらは何をやっているのだ…。』

呆れながら見ていると

「フン…バカが。」
と言いながらサスケが出てきた。








……………ナルトは?









いつまでたっても出てこないのだが…。


『はぁ、仕方ない。見に行くか。』


私は渋々建物内に入っていった。















『…………で、コレはどういう事かね?』
私がナルトを迎えにいくと、何故かサスケが無様にも縛られて転がっていた。

「ん、んんんー!!」

…口まで塞がれて。


『ぷ、ぷぷぷ!』
というわけで、彼を思い切り笑ってやった。

肩を震わせていると睨まれたので、仕方なく縄を切ってやる。

『さっきのサスケはナルトの変化だったか…。きっと今頃、サクラと何かしてるだろうな。』

サスケに変化した所から、ナルトがサクラに会いに行ったと見てまず間違いはないだろう。
…その後はサスケの振りをしてサクラとキスでもするか、変なことをしてワザと嫌われようとするか……といった所か。



「ッチ!あのウスラトンカチが!兎に角行くぞ!」


…サスケも焦っているようだな。
ま、ナルトを探すとするか。








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