ポケモン

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やあどうもこんにちは。私はサンヨウレストランのウエイトレスです。因みに名乗るほどの者ではないので、名前は言いません。モブAとでも呼んでください。ところで聞いてくださいよ。私こんな何処にでも転がっていそうな顔をしておいて、実は俗に言うトリッパーなんですよね。あははウケる。いや本当、夜ベッドに入って寝たのに、朝森の中で目が覚めたとき絶句しましたもん。二の句が告げないってヤツ?しかもポケモンと初めてご対面した時の私の顔といったら………どうだったんでしょうね、私も解りません。でもそこからの私の行動力には舌を巻くものがありました。まずは場所の確認。どうやら夢の跡地だそうです。と、言うことはここはイッシュ地方ですね、と一人で納得し重い腰を上げて、サンヨウシティを目指しました。…いや、目指すと言っても歩いてすぐだったんですけどね、サンヨウシティ。それにしてもまあ、当時の私は愚かにもサンヨウと聞いたとたんに嬉しくて舞い踊ったものです。何しろサンヨウシティには、私の愛して止まないコーンが住んでいるのですから。この私の話し方も、コーンのものが移って抜けなくなったものなのです。だから生活の目処が立っていなかった私は、レストランで働く事を望んだのです。
 

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