ドラゴンボール

□龍の怒り2
1ページ/15ページ


「あ…」

『どうしたんだ?』


いつもなら、村の人達にお願いして…ナーベ村の料理を食べるのが、レインの生きる術でもあり、レインの日課でもあった。
しかし、木の実が食いたい。と言うシャインの要望を叶える為…という名の食欲を満たす為に必死に食べ物を探していたレイン。その途中、喉が渇いたレインが川の水を飲もうとした時だった。
その川は、波一つ立たない…言い方を変えよう。普通の人が飲むには、少し抵抗がある汚い水だが…綺麗な水だとわかる生物が住んでいた水だった。
レインは、その川に映る自分の姿を見た。
自分が宇宙船に乗っていた。と気がついた時に、着ていた服装。最も今は、村の周りの森にいる為…上着は部屋に置いてあり、タンクトップにショートパンツにブーツという服装だった。日本人みたいな黒髪。表現は間違ってはいない。今…自分は、宇宙人なのだから。
レインが驚いたのは、赤色の絵の具の様に真っ赤な目。
目を凝らして見ても、目を擦って見ても…何度繰り返し見ても変わらなかった。


『目か…』


レインの様子に察したのかシャインが呟いた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ