お蔵入り

□時のカルマ2
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まっくらなところからひかりがみえる。じぶんのてのひらぐらいのちいさなひかりがたくさん…ぼやけてる。
あれ…?だんだんくっきりみえてきた。とおくからだれかがあるいてる。
おんなのひとが…
どれすをきたおんなのひとが…
かしこそうなおじさんとちいさなおんなのことおとこのこをつれたどれすをきたおんなのひとだ。
こっちにきた。どれすをきたおんなのひとが、こっちをみて、くちがぱくぱくうごかしてる。
おんなのこがおとこのこをつれてこっちにくる。さわってくる。きれいなねっくれすだ。
…あ、おじさんが、こっちきた。なにかもってる。


「…ぇ…なんで?」

「なんで…」


おじさんがもってるのはなにかえいりなモノ。なにをしようとしているのかはいちもくりょうぜんだった。おじさんはソレをわたしのくびにつきさした。
ころされる。とおもったしゅんかんにソレはくびにささった。

どれすのおんなはわらってる。

おんなのことおとこのこはなきそうになってる。

おじさんはにやにやしながら、ひとこといった。


「実験は成功だ」

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