BRAVE10

□第3話
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〜〜〜ある夜〜〜〜

「おぉ、寒い寒い。 すっかり遅くなってしもうた。
 そろそろ、雪でも降るかの〜。」

など、1人ごとを言っていたが、近くで何かが這いずり周る音がした。


「なんだ??」
気になった男は音のした方をみた。

すると、巨大な蛇が人を食っていたのだ。
男はびっくりして、手に持っていた明かりを落としてしまった。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

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そのころお城では……

『!!! まただ。 又、救えなかった……。』
そうつぶやいた直後、佐助が起きた。


佐「ツキ。 何してる??」


『すまない。 起こしてしまったか??』


佐「いや、それより無理する、否。
  今、力ない。 無理する、不許可」


『あぁ、わかっている。 でも、助けられなかった。
 結界を張る力さえ、ないとは我は役立たずだ……』


佐「力使う、不許可。 もう、寝る」


『あぁ、そうしよう』
そういうと、2人は目をつぶり、再び深い闇へと落ちていった。
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