BRAVE10

□第2話
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〜〜〜〜ある日の朝 in才蔵の部屋〜〜〜〜

才蔵はまぶしさを覚え目をさました。

才「……ん……朝か……」
と、言いながら寝がえりを打つ。
しかし、違和感があり、もう一度目を開ける。
そこには、裸に近いかたちで寝ていた伊佐那海と、九尾の姿で寝ているツキがいた。

才「うおわ!!!!!!!!!!!」
才蔵はびっくりしたのか、伊佐那海をツキの方へ投げ飛ばした。

『うっ………痛いではないか、才蔵』

伊「何よ〜……」
ツキは伊佐那海を自分からおろすと才蔵に言った。


才「なんで、毎日毎日、俺の布団に入ってくるんだよ(怒)!!!!!!!!!

  ツキはなんで俺の部屋にいるんだよ!!!!!!!」

伊「いいじゃない。 一緒に寝ればあったかいし。
  ツキがいればもっとあったかいし、それにそばにいるって言ったでしょ??」
と言いながら、服を整えていく。
才蔵は呆れながら、

才「……あのな〜、俺は男で、お前は女だろ!!!
  もう少し恥じらいっつーもんを……」

伊「いらないわよ、そんなもの!!!
  私、才蔵のこと好きだもん」
と、答える伊佐那海。 才蔵は心の中で考え事をしていた。

才(そんな……じゃぁ、今まで布団に入ってきてたのはしてくれってことなのか)
馬鹿なことを考えていると、ツキが才蔵の頭を尻尾で叩いた。

才「いって!!!!!!!! 何すんだ!!!!!」

『何すんだじゃない。 お主、何を考えた。
 よからぬことでも考えただろう。』

才「だって、そう言うことだろうが!!!」

『阿呆!! 伊佐那海のことを考えてみろ!!』
そう言うと、もう一度才蔵を叩く。


才「いって!!! 痛いって!!!
  それより、なんでお前がここにいるんだよ!!!」

『それは、伊s……』

佐「飯。」
ツキが、理由を話そうとした時、佐助が入ってきた。

伊「ご飯!!!」

佐「伊佐那海、なぜここに!!///////////」
伊佐那海は佐助の言葉より、ご飯のことで頭がいっぱいだった。

『おはよう、佐助。 伊佐那海、前を閉めろ。
 我らは慣れているが、佐助には刺激が強すぎるからな』
ツキはそう言うと、尻尾で伊佐那海の前を隠した。

佐「なっ!!!////// そ、それより、なぜここにいる??」
佐助は咳払いをして、ツキに質問した。

『あぁ、それはな……』
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