デュラララ!!

□6ワ!!
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――昼――


臨「朝市で出かけるって言ったけど……なぜかハトリが起きてこない…」
そう、ハトリは未だに起きてきていないのだ。
臨也も起こしに行こうと思ったのだが、ぐっすり寝ている姿を見ると起こせなかった。


臨「さすがに寝すぎなんだけど……」


『お、おはよう。 臨也……』
壁にもたれ、頭を押さえながら言う。


臨「何?? どうしたの??」


『…ちょっと、頭が痛いだけだよ……。
 食欲ないからご飯はいいよ…早く行こう、携帯買いに……』
臨也はその様子を見て言った。


臨「携帯の前に、新羅の家に行こうか。
  あぁ、ちなみに拒否権はないからね」


『………………わかった。』


臨「何、その間。 じゃあ、行こうか。」
臨也はジャケットと携帯と財布を持つと立ち上がった。


『…ネズミ連れて行ってもいい??』


臨「いいけど、なんで??」


『ハムレットがセルティに会いたがってるんだ。
 ほら、この子』
そういうと、ネズミはハトリの肩に乗って鳴いた。


臨「ハムレット?? シェイクスピアの??」


『うん。 帝人が名付けたんだ。
 紫苑も、兄さんのネズミに同じ名前を付けてたことを思い出した……
 ……なんでだろう……視界…が……霞………む…』
そういうと、倒れこんでしまった。


臨「ハトリ!!!!!!!!!!!!!
  ちょっと、しっかりして!!!! ハトリ!!!!」
臨也の呼びかけにも応じないため、仕方なく携帯を出しセルティと新羅を呼び出した。


臨「もしもし、新羅!!! ハトリが倒れた!!  急いで俺の家に来て!!! 早く!!!!!」


新「え!?!?!? わ、わかった。 すぐに向かうよ!!」
そういうお、電話は切れた。
数分後、新羅たちは臨也邸に来た。
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