デュラララ!!
□2ワ!!
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――朝――
臨也はある歌によって起きた。
『風は魂をさらい 人は心を奪う
大地よ 雨風よ 天よ 光よ
ここにすべてをとどめて
ここにすべてをとどめ
ここで生きて
ここにすべてをととめ
ここで生きて
魂よ 心よ 愛よ 想いよ
ここに帰り ここに とどまって』
臨也は歌を聞いて、まるで風のようだと思った。
だれが歌っているのかと思ったが、ここには
ハトリしかいないためすぐに分かった。
ハトリはベランダに出て、鳥たちと一緒にいた。
臨「すごいね。 なんていう歌なの??」
臨也が声をかけたと同時に鳥たちは一斉に飛び去った。
『さぁ、名前はない。 エリウリアスと話す力を持つことができる歌だ。
これを歌えるのは、俺と兄さんしか残っていない』
臨「へぇ、というか起きたなら起こしてくれればよかったのに…
おなか減っただろう?? 昨日水しか口にしていないんだから」
『……あんなに気持ちよさそうに寝ておいてよく言う。
……さほど減っていないから、スープかパンでいい。』
臨「何?? 起こしたの??」
『2回ほど起こした。 でも、起きなかった』
臨「それは、悪いことをしたね。
でも、なんで起こそうとしたの??」
起こそうとした理由が知りたくて聞いてみた。