確率捜査官〜御子柴岳人〜

□第5話
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新妻「……権野さん
   私に取り調べはまだ、無理です。」

と、私は小さな声で言った。

権野「新妻君一人でやるんじゃないよ??
   岳人君が一緒だ。」


新妻「……」

新妻(それが一番不安なの〜〜〜〜〜!!)

新妻(ベテランの権野さんならまだしも、なんで、警察官でもない数学者となのーー??

   御子柴岳人 大学の准教授で数学の専門家)

と考え事をしながら御子柴兄弟を見ると…

春人「ねぇ〜兄さん チュッパあと何本あるの??」

岳人「??」

そう言われ、ポケットの中を探す。
出てきたのは、手いっぱいのチュッパ

岳人「……あと、12本…」

春人「じゃ、1本頂戴」

岳人「……はぁ〜、仕方がない。
   やるから、ちゃんと仕事をしろよ」

春人「やったー!!
   分かったよ〜ちゃんとやるよ〜ww」

新妻(そして、超がつくほどの弟思い(ブラコン)だと思う
   まぁ、この考えは置いといて……

   取り調べの制度を上げるために新設されたこの『特殊取調対策班』に、数学的なアプローチから客観的に事件の真偽を測るため、オブザーバーとして参加することになった。

   正直、彼らのことはまだ、得体が知れない……)

と、ひたすら考えごとをしていた……
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