確率捜査官〜御子柴岳人〜
□第3話
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私、新塚友紀は早速事件で実践します。
権野「時間がないから事件の概要を簡単に説明する」
権野「事件発覚は十五日の午後九時、被害者は西山孝(にしやまたかし) 三十六歳
自称 俳優だ
三十代前半まではドラマのエキストラをやっていたらしいが、
それ以降は仕事をした形跡がない」
権野「犯行現場はアパートの2階
部屋の名義は鈴木美佐子(すずきみさこ) 三十八歳」
春人「なんか、この資料の並び方…(ボソ)」
岳人「気持ち悪い……」
春人「ほんと気持ちが悪いよ」
岳人「この配列、ランダムじゃないんだよね??」
権野「ランダム??」
春人「あぁ、ほっておいてこっちが思ってること、君たちには分からないと思うから」
岳人「続けて」
権野「??
通報者は鈴木美佐子 当初彼女は死亡推定時刻の午後六時頃、パートに出ていたと供述した」
春人「でも、調べてみたら違ったと??」
権野「そうだよ
確認をとったところ出勤した事実はなく、任意同行を求めた」