冷血の錬金術師
□冷血の錬金術師と鋼の錬金術師再会
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――男が裏路地で地面に錬成陣を描いていた...―――
マ「氷結の錬金術師 ですか?」
ブ「そうだ
彼がこの中央(セントラル)に侵入している」
マスタング大佐が資料を見て言った。
そしてブラッドレイ大総統が大きな地図を見上げる。
ブ「ロイ・マスタング大佐。
その捕獲の指揮をキミに任せたいのだよ」
マ「ご命令とあらば」
ロイ・マスタング大佐が丁寧に返事をする
ブ「いや〜、キミが中央(セントラル)にいてくれてよかったよ。
安心して任せられる」
マ「はっ」
ブ「あぁ、それと、あの少年も来ている存分に使ってやりたまえ」
マ「ブラッドレイ大総統……
……少年とはもしかして…」
ブ「そう鋼の錬金術師エドワード・エルリック」
―――――――――
エド「ったーく、人使いの荒い大佐だぜ」
アル「せっかくリオール行きの切符買ったのにキャンセルだね〜」
エド「しょうがね!
ちゃっちゃと終わらせちまおうぜ、アル」
アル「うん、兄さん」
兄弟は月夜をバックに立ち上がった……