企画

□木吉家、我が家の日常
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どたばた始まる、そんな我が家の一日の始まりを、今日は紹介するわ!










ココ、木吉家は8人家族。

「順〜、腹減ったぁ」

グダグダ言いながら部屋に入って来たのは、この家の大黒柱である父・鉄平。

「毎日毎日うるせぇんだよダァホ」

怒りを滲ませて答えたのは鉄平の妻、そして私たちの母・順平よ。

「暇なら親父も手伝えよな」

冷めた物言いの長男・幸男。

「手伝わねぇならあっちいってろよ」

続いて四男・大我。

料理が出来ない母に変わってこの二人が率先している。

「Good morning 父さん」

爽やかに言いのけたのは次男の辰也。

中学三年間は交換留学生としてアメリカに居たため、立ち振舞いがナチュラルに大人びている。

「もうすぐ準備が出来るので座っていて下さい」

丁寧な言葉を使うのは同じく四男・テツヤ。

辰也とテツヤがテーブルセッティングをしていたみたいね。

『今日のおは朝占いは───』

すぐそばでおは朝を観ているのは三男の真太郎。

重度のおは朝信者で占いを盲信してるわ…。

「おらー、出来たぞお前らー!」

幸兄の言葉に一同が集う。

…ん? ああ、私は長女のリコよ。

現在高二!

他の兄弟は上から順に、大一・高一・中三・小五。

大我とテツヤは双子なのよね。

喧嘩もするけど……それ以上に仲が良すぎて困っちゃうわー、ホント。

「リコー、食べるぞー?」
「今行くわよー」

ま、基本仲いいわねウチの家族は。

「「「いただきますっ!!」」」

……っはぁー、相変わらずよく食べるわね、大我は…。

その点、テツヤは少食だし。

「幸男ー、今日は大学何時からだ?」
「あー、10時にはでる予定だな」
「あっ、ウチの高校は今日午前授業だから」
「どうかしたのか?」
「何か工事の業者が入るみたいだよ」
「昼飯は…」
「買って帰るから大丈夫さ」
「おぅ、悪いな」
「オレは委員会があるので遅くなるのだよ」
「大変だな、執行部も」
「大変なのは和の世話なのだよ…」
「あー、和成君も頑張ってんだなぁ」
「…サボってばかりなのだよ」
「ま、頑張れよ真太郎」
「っん、ごっそさん! 行こーぜテツヤ!」
「あっ、待ってください大我君!」
「気ィつけろよー」
「いってきまーす」
「いってきます」
「じゃあオレもそろそろ出ようかな」
「私も行かなきゃね」
「オレも行くのだよ」
「お前らも気ィつけろよなー」
「解ってるって。いってきます」
「いってきます」
「いってくるのだよ」








ウチの朝はいつもこんな感じ。



そして───


『真ちゃーん』
『ゆっきおさーん』


───隣の家の住人が姿を現す。














んー…まぁそうね。




隣人は次にでも紹介するわ。















ひとまず今回はこれにて終了!








END



 

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