短い夢物語2
□エイプリルフール
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え?どうして僕が言わないかって?
そりゃあ、決まってるじゃないですか。
「騙されていることに気付かないモーゼスさんは見物ですね・・・。」
「何や言うたかジェー坊?」
「いいえ?幻聴でも聞こえたんですか?オルコットさんに耳も治療してもらったらどうでしょう?
二度と、声が聞こえなくなるように中身を抜いて貰っては?」
「何やムカつくけど、ワイ、ウィの字にお菓子貰ってくるわ!」
・・・とりあえず、ノーマさんは何故モーゼスさんに嘘をついたんだろう。
「・・・あ。」
なるほど、そう言うことですか。
「今日は年に一度の・・・。」
‘嘘をついても良い日’。
‘許される日’。
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