短い夢物語2
□エイプリルフール
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年に一度、嘘をついても良い日。
許される日。
この日、
ジェイは本音を彼等に言う。
【エイプリルフール】
「ジェー坊!とりっく・おあ・とりーと!!」
「・・・は?
頭大丈夫ですか?モーゼスさん。あ、大丈夫じゃなかったんですよね。オルコットさんに治療して貰ったら如何ですか?馬鹿を治し治療を。」
ってか、なんで平仮名で発音してるんですかこの馬鹿山賊は。
・・・あ、馬鹿だからか。
ジェイはいきなり現れ、季節外れの言葉を発した馬鹿山賊、モーゼスをみる。
「それに、‘とりっく・おあ・とりーと’ではなく、‘トリック・オア・トリートメント’ですよ。」
「トリートメントって頭洗う石鹸のことやないか!!」
「あ、馬鹿山賊のモーゼスさんでも、流石に知ってらしたんですね。」
騙せると思ったんですがね。
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