短い夢物語2
□予想外な結末
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次の日。
彼は戻って来た。
「・・・っラビ!?」
彼は、血だらけで戻って来た。
「いやぁ・・・!いやだ・・・ラビィ!」
彼の体を揺すれば、わたしの手にベッタリと血がつく。
それだけで、大怪我をしていることがわかった。
「ラビっ・・・!」
「・・・チョ、コ。」
「え・・・?」
「チョコ・・・食べたいさ。」
体が痛いのを我慢して、ラビはニッコリ笑う。
「食べ、させて・・・。」
「うん・・・。」
ラッピングを外して、作ったハート型のチョコを一口サイズに割り、彼の口に運ぶ。
「・・・美味しい?」
「美味いさ。」
笑って、彼は、
息を引き取った。
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