短い夢物語5

□船大工にアイラブユー!
1ページ/4ページ

「ンマーすまないがパウリー。船の修理で一緒に来てもらいたいところがある。いいか?」

「勿論ですよ!で、どこですか?」

「エニエスロビーだ。」





「・・・へ?」





エニエスロビー?誰が?オレが?と、パウリーは周りを見渡し、自分を指差す。そんなパウリーの行動にアイスバーグは苦笑し、カリファにヤガラブルの手配を命じた。

「手配済みです。」

「ンマー!流石だなカリファ!」

「恐れ入ります!」




















―――最初、パウリーはアイスバーグに選ばれたのが光栄なんだと感じていた。なんせ、エニエスロビーは世界政府が所有している場所なのだ。腕のいい船大工でなければ、政府の船の修理なんか頼めない。失敗したら待っているのは恐らく、死、だからだ。

だから、パウリーは自分が選ばれたのが純粋に嬉しかったのだ。










しかし、










「なぁなぁ、お前葉巻吸うのやめてくんねぇか?」

「・・・はい?」





今ははやくW7に帰りたくて仕方がなかった。
理由は、このしつこく付きまとってくる男のせいだ。

「オレ、鼻が良いから、そういう臭いに敏感なんだよ。」

「・・・わかりました。」






次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ