パロディ

□Free×RKRN
2ページ/4ページ


雷蔵視点



桜の花もすべて開花して、穏やかな風が吹く今日この頃…


ひょんなことから転生して女の子になった僕、不破雷蔵と、友達の鉢屋三郎と尾浜勘右衛門と久々知兵助


僕たちは高校二年生になった


「雷蔵!!早くしないと組み分けが見れなくなっちゃうぞ!!」

「まってよぉ!」

「おーい、三郎!雷蔵!」

「勘ちゃんと兵助だ!!」

僕らの後ろから走ってくるのは勘右衛門と兵助

「早くしないと!!!」

「知ってる」

「兵助はこんな時でも豆腐食ってんのかよぉ」

三郎が呆れたように兵助に言う
それは僕も同感だよ

そう思いつつも、三郎の後に続いて走り出す
勘ちゃんも兵助も笑ってついてくる





「うわ、もういっぱいじゃん!!」

「ほんとだねー」

組み分け紙の前に来るとすでに人だかりができていた

「う〜〜……?」

「あ!!兵助今年も同じ組だ!!」

「ほんとか!?」

後ろでは勘ちゃんと兵助がキャッキャッとはしゃぐ

「!!雷蔵私たち同じ組だぞ!!」

「本当!?うれしいなぁ!」

「あれ、鉢屋さんに不破さん、尾浜さんに久々知さんじゃないか」

「あ、真琴じゃん!!!」

三郎は僕の宿敵橘真琴に駆け寄る

後ろには七瀬遥がいる…あ、兵助がちらちら見てる

「何組だった?」

「私と雷蔵は二組だったよ!!」

「二組かぁ……、残念、僕とハルは一組だ」

「そっかぁ、残念だったね三郎」

「しょうがないさ、同じになるとは限らないから」

本音を言えばよかったの一言
三郎を狙ってるやつがそばにいたら気を抜けないからね

「よかったね、兵助」

「?なにが?」

兵助の鈍感っぷりには呆れを通り越して尊敬するよ

「ねぇ鉢屋さん、よかったらこれからお昼一緒に食べない?」

「!!!」

なん…だと…?

「だって、鉢屋さんのことたくさん知りたいから」

「ッ、一緒に食べていいの?」

うわ、三郎顔真っ赤…かわいいなぁ

「お誘い断るの?」

「〜〜〜ッ、食べる…///」

「やったぁ!!」

「(三郎、すごく嬉しそうなのだ)」

「(よかったねぇ)」

…マジ橘コノヤロウ

なんなのあいつ、僕の可愛い三郎を口説くとか、ないわぁ














まぁ、いっか
















(だが、お前に三郎の隣はわたさないから)

((雷蔵がいつにもまして怖い))

((魔王様なのだ))







次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ