パロディ
□永遠
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一人の少年が大きな門の前に立っていた
「ここが…大川学園…」
そうつぶやき、門をくぐって行った
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「君が久々知兵助君?」
「そうですが?」
兵助はふにゃふにゃした笑顔の子に話しかけられた
「僕、斎藤タカ丸。君の所属する委員会の花嫁だよぉ〜」
「あなたが!」
「うん、これからよろしくね?」
「はい、よろしくお願いします」
ふにゃりと効果音が付きそうな笑顔に、兵助もつられて笑顔になる
ゴーン…
「あ、そろそろ決闘の時間だよ!!」
「え、もう?」
「うん、さっきの鐘の音が決闘を行う時の鐘だよ」
「そっか…」
行こう、と手を引かれる兵助はタカ丸についていく
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「今日の決闘は、用具委員会対火薬委員会です」
「マジか…」
「兵助君、頑張ろう!!!」
「はい、というか彼らは?」
兵助は闘技場の中心にいる二人の少年を指さす
「彼らは学級委員長委員会の下級生だよ」
「下級生?」
「うん、彼らは審判なんだ」
「上級生は?」
「滅多に表れないよ?…でも、実力はすごく強いんだって」
「へぇ…」
タカ丸は笑顔ですごいよね、とつぶやくが兵助は闘技場の近くにある部屋の窓を見ていた
「各委員会の代表者は武器を取り出し、前へ」
その声を待っていたとばかりに用具委員会の委員長、食満留三郎は花嫁である善法寺伊作にキスをし、武器を取り出す
兵助も同様に武器を取り出し前へ進み出る
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