兄弟部屋
□最強男子
3ページ/3ページ
「さて、どうしようか」
委員会のことをあらかた聞いた紫炎は廊下で考えていた
「……保健委員のほうは新野先生がやって下さるといっていたから……」
「久々知先輩?」
「久々知君?」
「ん?」
うんうん唸っていた紫炎の横で声がしたので紫炎は横を向く
「久々知君、委員会来てくれないの?」
「……あー、なんか勘違いしているが俺は兵助じゃないよ」
「え!?」
「俺は久々知紫炎。兵助とは双子」
紫炎がそう自己紹介すれば二人はさらに目を丸くする
「久々知先輩にご兄弟がいたなんて…」
「そっくりだねぇ、気が付かなかったよ」
「で、君たちは?」
「一年は組の二郭伊助です」
「四年は組の斎藤タカ丸だよ」
「ちなみにタカ丸さんは15歳ですが、四年生に編入しています」
「丁寧な説明ありがとう」
紫炎は伊助の頭を撫でながらタカ丸をみた
「で、兵助とはどんな関係?」
「久々知君は委員会の先輩なんだぁ」
「へー、あいつが先輩ねぇ…」