緋弾のアリア〜龍偵〜

□終わりと始まり
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はるか昔、

人は栄え、自然と共生していた。人にはある神がいた。

それは聖なる生き物『龍』。天、地、火、水、黒の五龍は終わらせる者。

世の終わりの時、先を予言する

「未来は残酷だな。」

「科学の道か」

「人間は争いを絶えずやってる」

「木は切り倒され、山は削られている」

「川や海は汚染されている」

「このままでは自然と動物は破滅するだろう。人間も含めてな」

「どうする?」

「我等がまた生まれるとは限らない」

「そうなれば世に終わりを告げる者がいなくなる」

「しかたない。こうなれば一人の人間に我等の力を与え、子々孫々まで

受け継がせよう。」

「だが我等の力は強大だ」

「人間が扱えるか?」

「扱える者が現れるまでじっと待つことにすれば」

「それしかないか」

「では始めよう」

後に世の終わりと世の始まりであるこの事を

ビックバンと呼ばれる。

そして龍の力を扱える者は現れず、時だけが過ぎた。

だがついに産まれた。

それぞれ特殊な力を持った別々の一族の間に産まれどちらの力も

濃く受け継ぎ龍の力も扱える素質を持った少年が。


名は『飛闇 審冶』
 

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