ニートの現実逃避(`・ω・´)

□悪魔へ…
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この話は、
少女に恋してしまった哀れな天使の物語…

森の中に天使がいました。
その天使は人間が
大好きでした。
あるとき、人間をよく見ようと、空へ飛び上がりました。しかし、それを鳥と勘違いした猟師が、天使の羽を撃ち抜いてしまいました。
翼を撃ち抜かれた天使は、
人間の世界で過ごすいいきっかけと、前向きに考え、猟師の罪を許し、人間界でしばらく過ごすことにしました。

天使の側を
少女が通りました。
「あらっ…?」
少女はこちらを見ています天使は、
「こちらを、見るな」
と、つい強く当たってしまいました。
すると、
「怪我をしているの…?」と、少女は、こちらに来てしまいました。
そこで少女は、天使だと言うことを始めて認識したのでしょう。
息をのみ、手を口へ持っていき、そして、
「てっ…天使様…?」
と掠れた声で訪ねてきたのです。
それに天使は、答えずに
「誰にも言うな。去れ」
と、また冷たく当たりました
それでも少女は、
ハンカチを差しだし、
「よかったら使ってください」
と、言ってくれました
心の優しい人でした。
大天使様が、教えてくださった、人間とは違いました。
天使が教わった人間とは、低俗で汚く、他の動物を平気で犠牲にする、下等な生物だ…と…

その違いに驚き、
感動しました。
そしてこの美しく心優しい少女に天使は恋をしたのです。

そして、翼が癒えるまでの間、少女の家に、住まうことになったのです。

〜少女の家〜
「ここが私の家なんです!!狭くてすいません…」
少女の家は、とてもキレイでした。
狭くカビ臭いのですが、
全くそんなこと気になりません。
「あっ!私名前いってなかったですね!!私の名前は、ラファエル・アルバート・リールっていいます!!気軽にラファエルってよんでくださいね?」
少女の名前はラファエルと言いました。
ラファエル…天使の名前です。大天使の
「ふっ…名前道理と言うわけか…」
天使は、クスッと笑い、名前を名乗りました。
「我が名は、ケエル」
すると、ラファエルは、
「ケエル様…ですか?」
と、聞き返してきました
それに、ケエルは
「様は要らない、ケエルでいい。」
そう言うと、
「ケエルさんとお呼びしますね。」
と、楽しそうにいったのです。
ラファエルの可愛らしく可憐な笑顔に、
心惹かれました。

それから月日は流れ
二ヶ月がたっていました。
ケエルのケガはもうとっくに、治ったのですが、彼女の側を離れられずにいました。

〜街中〜
ラファエルと一緒に買い物をしているときでした。
突然背後から、
「ラファエル!!」
と、大声で彼女を呼ぶ声が聞こえたのです。
驚いて振り向くと、
中肉中背の、髪のきれいな男がこちらに走ってきています。
隣でラファエルは
「えっ…うそ…」
と、とても驚いているようでした。
男はこちらまでたどり着くと、なんの躊躇いもなく
ラファエルを抱き締めたのです。
ケエルは、しばらく呆然としていましたが、
彼女の瞳をみると、涙が溜まり、今にもこぼれ落ちそうでした。
ケエルは、自分の心の変化に驚きました。
消して、人を憎み嫉妬することのなかった心は、
男に対する激しい嫉妬で
一杯になったのです。
ケエルは、その心を静めるため、ラファエルと別れ、一人家に帰ったのです

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