スマブラ

□暑さに
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縁側に座ってアイスを食べる。
それが夏の間の定番の至福の一時だ。
「今日も暑いね…」
「あ、先輩。冷蔵庫にアイスが入っていますよ。」
「うん…とってきた。」
そういって先輩はソーダのアイスキャンディーをとってきた。ミルクバーもあったのに…
「あっ!リュカ垂れてる!!」
「ふぇ?」
見ると僕の食べかけのミルクバーが腕をつたっていた。
「うわわ!!」
「もったいない!」
そういって先輩は僕の腕を伝ったアイスをなめた。
「せっ先輩!!?」
「あっリュカ!動かないでかかっちゃう!」
そう言ったときはすでに遅く先輩の顔に溶けかけのアイスが大分かかってしまった。
「すいません先輩!」
「謝らなくていいよ。洗えばとれるし。」
顔をあげると白い滴のついた先輩の顔が…
「ブッ!!!!」
「リュカ?!鼻血大丈夫?!」
先輩が食べかけのアイスを一気に食べてこっちにきた。
「だっ大丈夫です…」
正直ヤバイのでそう言った。
「そう…じゃあ…」
チュ
口にソーダの味が広がった。
「なおるようにおまじない!」
その後で先輩が大変な目に遭ったという。
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