イナイレ

□クーラー
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そろそろ夏休みも近いし宿題は早めにやっとかなきゃな。そう思い机に向かった矢先に
「ハニー!」
またこいつか・・・
「でてけ」
「そんなー冷たくしないでよ!」
「あーはいはい」
こいつは一之瀬一哉。フィールドの魔術師と言う通り名があるが・・・
「この部屋暑いねークーラー強くするよ。」
「ちょ!俺にはちょうどいいのに下げんな!」
実際はストーカーの魔術師とでも改名したらどうかというくらいの変態っぷりだ。
この前なんて着替え中にパンツ持ってかれそうになったくらいだ。
「あーすずし―」
「さっむ!」
でもそんな変態だけど・・・ガチな時はガチだイケメンなんだが・・・

デレデレしすぎてキモイとしか感じなくなってきた!

「涼んだら下げろよ!」
「あいよー」
さっむ!俺どっちかっていうと冷え症なんだよな・・・あ、やべ手先冷えてきた。
そのまま机に向かったわけだが・・・いかんせん寒くて集中できない。一之瀬に言えばいいのだが暑いなか来たんだし消せとはいえない。
そんな事を思っていると徐々に意識が薄くなってきた・・・

背中に暖かいものが触れた。
「半田大丈夫!?寒いなら寒いって言ってくれればいいのに!」
「かずや・・・」
俺はいつの間にか机から離れて一之瀬に抱えられていた。
「すぐにクーラーを消して・・・」
「・・・やだ」
「え?」
「もうしばらくこのままがいい」
「半田」
しばらくして風邪をひきかけたのは言うまでもない。
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