dream

□ダイエット宣言@
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「わたくし、小春は本日からダイエットいたします。」




死刑台邸に響きわたる私の宣言。



「ああ、そうか。」





「……」




「……」



「おいっ!なんかもっとリアクションとれよ!」




こいつ!

優雅にコーヒー飲みやがって!




「たわけ。お前はダイエットなんかする必要ないだろう。」



ギシッと椅子をならして腕を組むキッド。



…まぁ、そう言ってくれるのは嬉しいけども。




「いやあ…夏休みに海行くじゃん。」



「ああ。」



「ビキニ着たいじゃん。」



「着ればいいだろう。」



分かってないなぁ。



「……こんなお腹じゃ着れないもん。」





ぷっくりお腹に手を当ててみる。


うん。ぷっくり。

とてもぷっくり。




「そうか?服の上からでは分からないぞ。」




キッドは立ち上がり、まじまじと私のお腹を観察し始めた。




「いやいや、脱ぐとヤバイんだわこれが。」




「あー、そうゆうこと………



脱いでくれるのか?」


「だらっしゃああああああ!!!」




服の裾に手をかけたキッドを勢いよく飛ばした。



流石どさくさにまぎれてチチを揉むくらいの変態だなこのやろう。


「なんだよ小春!ダイエットすんのか?」


「うへへへ♪楽しそー!」


リズが部屋に入ってきたかと思うと、パティも後ろから抱きついてきた。




「そー!ビキニ着たいからさ!」



「ふーん」


と、パティが後ろから私のお腹をぷにぷにしてくる。

やめろ、くすぐったいわ。


「確かに、いい肉付きだな!」


「うっさいわ!」


うへへへーっと笑うパティ。


ちくしょう…

自分がスタイルいいからって…!




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