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「よし、こんなもんか。」



「そだね。
んじゃ、帰りますかー。
眠いし…今日は寝るからね。」



「ファック。
ンな盛ってねぇよ。」



とか言いながら
また今夜も啼かされるんだろな。


だから
「はいはい。」
と流しておいた。



そして
今夜もチームを潰した。



あの日以来
あたしも咢の作戦を
手伝っている。

それに、あれから
ほぼ毎日抱かれてる気がする。


鮫にも発情期到来?


生でしかしてないし。
本当に発情期かも…。



なんて呑気に考えながら
アパートに帰っていた。




「やっぱり、お前。
昔より魅せるようになったな。」



あ、そうなんです。


2年前まであたしも
咢と一緒に仕事してたから
まあ上級者な方。


咢には及ばないけどね。
いろんな意味で。



けど、褒めて貰えて良かった。



その為に2年間
会わなかったんだから。

って言っても過言ではないぐらい
その理由が大きい。



咢よりも強くなる!
って気持ちでこの2年間
必死に修行してたの。



ある所に行ってね。



だって、咢の近くで修行しても
甘えちゃいそうだったし。


連絡なんかしちゃっても
結局は甘えちゃいそうだったし。



とにかく
強くなりたかった。



咢と亜紀人を
少しでも支えたかったから。




そんで、修行を終えて帰って来た。


んだけど…


咢達がどこに居るか
わからなくて……。


それに今更ながらに
怒ってるかな…とか
不安が込み上げてくるしさ。


小烏丸ってチームに居ることは
噂で聞いてた。


Gメンは?とか思いながら。
でも、海人のとこは
行っちゃダメだなって本能的に。


だから、とりあえず
小烏丸のエリアになってる
学校に入ってみた。


そしたら、小烏丸のメンバーが生徒で。

しかも、咢達も転入してたなんて…。


それでバッタリ
偶然の再会を果たしたとさ。


めでたしめでたし?




まぁそんな大した理由でもないけど。



昨晩、咢に打ち明けたの。




そしたら笑って

「お前可愛いな…。」

だって。



毎日ドキドキしない日がないくらい。

咢にときめきっぱなし。



あたし、咢のこと
本当に好きだなぁ。



だから
昔より強くなって。

こうやって今
一緒に道を走れることだけで。


凄く幸せ。



ちょっとでも
咢の支えになれてることが。


凄く嬉しい。



キツい修行して来てよかった。


改めて、そう思えた。
















「はっ…ぁっ、んあぁ…」




そして、予想通り
今夜もしっかり頂かれちゃいました。








「なぁにが、盛ってない、だよ!
発情期鮫野郎っ!!
殺す気かっ!」



「ファック!
黙らねぇと、もっかい犯すぞ。」



「………」





この鮫には
一生敵いません。


という事も
改めて思いました。

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