狐と平凡少女の物語

□弐
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「おい!食べ物さっさと集めてこい!!」
「はい!!いますぐに!」

あぁ、あの暗部 可哀想に・・・
大体、こんなところで、そんな簡単に食べ物が取れる訳ないじゃないか・・・!!


        *


「夏の合宿を開こうと、思う」
「「「・・・は?」」」
このとき、珍しく暗部全員が同じ言葉を発した。

「え、何故ですか・・・?」
「ある日、俺は考えた。俺等、零班は何でこんなに休みがないのかと、そしたらこの答えに辿り着いた。それは、最近の暗部が緩んでるからだ!! と、いう訳で暗部だけで合宿をしようと思う」
「対象は・・・?」
「勿論のこと、零班の」
良かった、私やらなくて済む!
行くことになったとしても、見てる方だ!!
やったね!!
「俺と黒鹿以外の暗部全員だ」
え、私は?
「蒼様は・・・?」
ナイス質問!暗部1
「普通に参加だ」
何でだァァァ!!私、一応零班ですよ!?
なのに、何で!?
『な、何故?』
「・・・なんとなく。」
『・・・。』
絶対行きたくない・・・うん、さぼっちゃえ!
「あ、これ強制だからなー。逃げんじゃねぇぞ」
「・・・日付はいつでしょうか?」
「明後日だ」

あぁぁぁ・・・。行きたくない・・・

        
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