イナズマ&豪快
□お味はいかが?
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異世界から来たゴーカイホワイトの瑞貴は、とあるチラシを前にして打ち振るっていた。
『一日限定ストロベリーケーキ・先着30名様』
「ハカセ! 私出かけてくる!」
「えっ!? ちょ、瑞貴!?」
瑞貴は甲板に出るとモバイレーツとレンジャーキーを取り出す。
「豪快チェンジ!!」
【ゴ〜カイジャー!!】
「もう一回豪快チェンジ!!」
【ジェ〜ットマン!!】
ジェットマンに変身した瑞貴はガレオンから飛び降りる。
目指すは限定ケーキゲット!!
☆☆☆☆☆
「おいハカセ。瑞貴知らないか?」
「瑞貴? さっきスゴい速さで出て行ったけど……」
「きっとコレが原因ね」
ほら、とルカが見せたのはさっき瑞貴が見ていたチラシだ。
「『一日限定ストロベリーケーキ』?」
「確かに普通の日じゃ売ってないのがあるね」
「瑞貴って甘いものに目がないから。この限定ストロベリーケーキを買いに行ったんでしょ」
ジョーとハカセは、チラシを見て打ち振るえている瑞貴の姿が目に浮かんだ。
「でも、ケーキならジョーも作ってくれているのに」
「もしかして……乗り換えちゃったとか?」
ニヤニヤと笑うルカに、ジョーはハカセからチラシを奪ってラウンジを出た。
「ル、ルカ……。ジョー怒っちゃったんじゃない?」
「ん〜。ライバル心が目覚めたんでしょ」
「へっ?」