君の声を聞かせて

□happybirthday蘭丸
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あれはまだ、おれも奏も財閥の嫡男と令嬢だったころ

おれの誕生日パーティーの時








蘭丸「……めんどくせぇ」

どいつもこいつもうるせぇんだよ。

奏『ラーン!見つけた!』

奏がこちらに走ってくる。

奏『ランお誕生日おめでとう!はい、誕生日プレゼント!』

蘭丸「奏、サンキュ 開けていいか?」

奏『いいわよ、きにいるといいんだけど』

蘭丸がつつみを開ける

蘭丸「シルバーのネックレス、か?」

奏『ええそうよ ランそういうの好きでしょ』

蘭丸「おう、ありがとな」

奏『気に入ってくれてよかったわ。ね、ランパーティーぬけださない?ひまなんだもの。』

長い髪をゆらし言う。

蘭丸「は?」

奏『ランもうあいさつおわったからいいでしょう。つまらないパーティーなんかぬけだして私と遊びなさいよ ほら行くわよ!』

蘭丸「わかったわかった! ひっぱんなよ!」

奏『はやくはやく!』

奏に手をひっぱられ外にむかう

レン「あれ?ランちゃんたちどこいくの?」

蘭丸「げ」

奏『ジン!ちょうどいいわ!ジンもきなさい!』

レンの手をつかみ言う

レン「え?ちょっ…奏!」

奏『早く行くわよ!』

蘭丸「どこ行くんだよ!」

奏『中庭よ!』











奏『ここならいいわね!』

奏がヴァイオリンをとりだしながらいう

奏『いい?今から弾くのはランのために作った曲なんだからちゃんときなさいよ!』






                                                                     
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