secret
□お揃い
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久々のオフ。宿舎の中でゆっくりしていると
「ミノヒョンっ!」
飛びついてくる俺の可愛い彼女テミン
「どうした?」
今は、テミンと俺以外はみんな遊びに行っていて宿舎には2人だけ
「これ見て!」
見せてきたのはシンプルな指輪。
「指輪?」
「ファンの子がくれたんだけど、これペアリングになってて…」
俺から離れるとテミンは自分の鞄を漁り、指輪ケースから取り出し指輪を俺につけた
「これでお揃いだ」
満面の笑みで俺と恋人繋ぎをした
「バレないか?」
付き合って間もない俺たちは、まだメンバーにも言っていない
「バレても平気だよ。ミノヒョンと付き合ってても受け入れてくれるよ。だってジョンヒョニヒョンとキボミヒョンも僕らが付き合う前みたいな感じだから」
自信ありげに笑うテミン。それにつられ俺も笑う
「そうだな、ありがと」
引き寄せ抱き締める
「ミノヒョンと付き合えてすっごい幸せ…。こんな僕を好きになってくれてありがとね?」
抱き返しながら、小さな本音を零すテミン
「それは、俺の台詞だよ。テミナと付き合えて幸せなのは俺も同じさ」
俺より少し小さいテミンは見上げるように俺を見つめる
額に優しくキスを落とすと、テミンはくすぐったそうに目を閉じ肩を竦める
次は目を閉じた瞼にキスを落とす。
頬に手を添え唇を撫でると、テミンは少し力を抜き軽く上を向いた
俺も顔を近づけ目を閉じる
暫くの間唇を当てたまま静かに時間が流れた
離れるとテミンは恥ずかしそうに視線を逸らした
「キスしちゃったね…//」
実は付き合って初めてのキスだった。
「このまま続きもシちゃう?」
冗談半分で押し倒す
「パボっ//」
顔を真っ赤にさせながら、押し返してくる
その姿が堪らなく愛おしくまたキスを落とす
「本当に愛してる…」
キツく抱き締める
「僕も愛してる……」
絡めた左手には2人の未来を表すように指輪が光っていた。
END