secret
□Be mine
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「はぁ…」
今日で何度目が分からないため息をつくソンジョン
「なんかあった?」
隣に移動する
「また喧嘩した…」
うなだれるように寝転がる
「喧嘩って彼女?」
「ん、もう何回目だろ喧嘩するの…」
「そんなに喧嘩してるのかよ」
笑いながら頭を撫でる
「五回目くらいかな、まだ付き合って3ヶ月も経ってないのに…」
「気があわないんじゃないの?」
ソンジョンの髪をいじりながら聞く
「そうなのかな…、でも好きだから…。気があわないってだけで別れらんないよ。しかも、原因作ってるの全部僕だもん」
「そんなに、傷つくならさ…」
俺のものになれよ。
泣くのを必死に堪えながら話すソンジョンに想いが爆発しそうになるが、言う途中で言葉を止めた。
この先はいっちゃいけない。言ったらソンジョンを困らせるだけだ
「ごめん、もう僕寝るね?お休みヒョン」
顔を見せずに立ち上がり、部屋に戻っていくソンジョン
部屋には俺独りが残った
ソンジョンを好きになってたのはデビューする少し前から。
ソンジョンは学生のころからよくモテてた、特に先輩から
だから、ほとんどの確率で彼女がいた。
そのたびに嫉妬してる自分が居て
あ、俺ソンジョンが好きなんだ
ってやっと気付いた
メンバーを好きになっちゃいけない。
って自分の気持ちにブレーキを掛けるために、ドラマの仕事をいっぱい貰って、ダンスの練習もハードにして、なるべくソンジョンのことを考えないようにしてきた。
でもやっぱり、ドラマの撮影で日本に出てるとソンジョンのことを考えてしまう
また傷ついていないか、また泣くのを堪えてないか。そんなことを考える度、俺のものになってほしいと思ってしまう
「はぁ…、言えたらどんなに楽か…」
寝るために自分の部屋に戻り布団に潜る
音楽を聞きながら、眠りに就いた
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