連載もの
□いざ部活訪問へ!!part2
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「副会長、会長を捕まえたのはほんとうですか!?」
ところ同じくして格技室に現れたのは小柄で黒髪短髪の無表情な生徒だった。
「ああ、とりあえず逃げられないように縛ってあるから」
彼らの少し離れたところに縄に手足を縛られた例の生徒が転がされていた。
「お前ら・・・生徒会の奴らがこんなことしていいのかよ!?」
縛られた生徒が訴えかけるように言ったが、それを喘ぎるように縄の先を握っている・・・
もとい縛りあげた本人が言った。
「その生徒会の会長は君だろう!!だいたい君が逃げなければこんなことには・・・
「ちょ・・・ちょっと待ってください!!えっ・・・会長って・・・この人がですか!?」
アレンは慌てふためいる。
当然だろう、なにせ今縛りあげられている生徒は明らかに生活指導に引っ掛かりそうな出で立ちである。
とてもではないが、この学校の代表とは思えない。
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