Second book
□選抜試験
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ルークが、ティアにつれられ逮捕されてから一週間後結局いままでのオラクルに対する貢献、さらに、ルーク自体がスイーパーのライセンスをもっており。あの殺害事件もデットオアアライブの上級犯罪者を捕まえただけという破格の恩恵がつき保護観察という形となった。
「職探しって、結構たいへんですね」
「そうだな。だが新鮮だろ色々」
「そういえばたしかにそうですね」
「だろ」
二人がそんな話をしていると玄関の呼び鈴がなる。
「だれかな?」
「ティアさん達じゃないですか」
「そうだな」
玄関にむかいドアをあけると、ジンの予想通りティアとアニスそれからシンク等神音のメンバーが現れる。
「こんにちは」
「こんにちは、どうぞあがってください」
「お邪魔します」
ぞろぞろと入ってくる。
「そろそろなれましたか?こっちの生活にも」
「はい!おかげさまで、まだ仕事はみつかってないんですけどね」
笑いながら、そう話すルークにいままでだまっていたルークの保護観察員であるリグレットが、声を発する。
「ルーク」
「はい」
「神音に入る気はないか。お前ほどの逸材を眠らせるのは非常におしい」
「教官」
ティアが口をはさむ。
「いや、やりますよ。仕事もみつかってませんでしたし護りたいものもありますから」
「ルークさん」
「いいんです。ジンもやりたそうでしたし」
「う〜」
ジンがルークをにらむ。
「そうか、ならば三日後オラクル本部にきてくれ。書類などはすべて私がそろえておく」
「ありがとうございます。リグレットさん」
「いや、礼をいうのはこっちだよ。ありがとうルーク」