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今日は、なぜか朝から久々に帰ってきた父上の機嫌がわるい。しかも、その理由がさっぱりわからない。だいたい父上が機嫌が悪いときは、母さまとくだらないことで喧嘩したときか、仕事がたまって母さまといられない時というなんとも35にもなってなあという理由だ。でも、妻溺愛な人だから仕様がないと思ったりしてる。でも、その溺愛されてる母さまも、なんだかんだいって父上を溺愛していて、アニスさんいわくバカップルは永遠だそうだ……って、なんか話がそれた。今は、なんで父上の機嫌がわるいかだった。あ母さまだ。これで謎がとけるな
「どうしたのルーク」
「なにがだ」
「さっきから、ずっとそんなしかめっつらしてるから」
「してたか」
「ええ」
「実はさこれなんだよ」
父さまがなんかさしだした。みたとこ、写真みたいだな
「お見合い写真!これどうしたの」
「いや、ピオニー陛下がさ。アリアもそろそろそんな歳だろう。なんていって渡されたんだけど」
「アリアにお見合いなんかさせたくないのね」
「……うん、まあ」
「ふふ」
「なんだよ」
「いえ、親馬鹿って、私によくいうけど、あなたもなんだって」
「そそうか」
「ええ」
あーあまたできちゃった。甘甘空間、あれができると決まって、ほらやっぱりキスしてる。はぁ、さっさと退散して姉さまにいってみよ。ん?あちゃー!噂をすればなんとやらで本人があらわれたよ
「なにみてるのよシュリ」
「べつに、我が家の日常風景だよ」
「また、空間ができてるわけね」
「そう」
「あーあ、なら母さまに言っといて、今日、外で食べてくるからごはんいらないって」
「はいはい、いってらっしゃーい」
「いってきまーす」
あーあこのこと伝えたらたぶん母さまも父上も、今日はずっと帰ってくるまで寝ずに待ってるんだろうなあー、あーあなぜかというとね。まえ姉さまがでていって、とまってきたことがあるんだけど、その時ずっと二人してまってたんだよ。さてさて、今日はどうなるかって、その前にあの空間にどうやってはいろ
「愛してるティア」
「私も」
我が家はいつもこんな感じで、幸せ?です