Fourth Book
□皇帝
6ページ/15ページ
「陛下」
「謝るならば、なさらないでください。あなた方はよく私を守り、ここまでつれてきてくださいました。ありがとうございます。みなさん」
笑顔で、兵士たちに礼をいい、艦外へと歩をすすめていく
「我が名はネフリーオズボーン、アトワイトエックス中将と話をさせていただきたい」
兵士が二つに割れていき、アトワイトが、ネフリーの前におりたつ
「アトワイトエックス中将です。お久しぶりです陛下」
「私が、投降する条件は、兵の安全の確保です。認めていただけますか?」
「認めぬと言った場合は、どうされるおつもりですか?」
「この場で自害いたします」
ネフリーが、片手に爆弾をもってアトワイトと向かい合う
「わかりまし……」
突如、爆音とともに戦艦から、火がでる
「どうしたの?」
「わかりません。アクアヴィル軍の艦影は見当たらないといっています」
「なら」
話している間に、レアバードもぞくぞくと、機能停止となり墜落していく