Fourth Book
□皇帝
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「クッ、アトワイトエックス中将の部隊か」
「艦長」
「陛下を脱出用ポッドにおつれし。アクアヴィルに伝令をだせ。後少しだ。なんとしても、シデンまでもたせるぞ」
『了解』
一斉に襲い掛かるレアバードを打ち落としながら進んでいく
「死に物狂いというのかしらね」
「閣下」
「わかっているわ。それに、もう、決着はついてるわリムル」
笑みをもらすアトワイトに首をかしげていると、急に飛空艇の高度がさがりはじめる
「何事だ」
「メインエンジンが、凍り付き、起動できません」
伝令機を、艦長がとる
「全乗員につぐ、本艦はこれより胴体着陸にうつる。総員、衝撃にそなえよ」
それとともに、海へとちゃっかんし、とまると同時にまわりを戦艦が囲む