Third book
□A contract of Blood
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カイツール検問所
「こんにちは」
「うわ上玉」
髪の長い、黒い服をきた女性が一人、車にのり検問所にやってきていた
「身分証の提出を」
「彼女一人、おれもうすぐ上がりだからさ飲みにいかない!大丈夫へんなことしないからさ」
一人は、形式的な業務をこなし、もう一人はナンパしている
「ん?」
マントを被った人間が、歩いてこっちにくる
「お前やるな。俺の人形に手をだすなんて」
「え!」
ナンパしていた一人があっさり殺され、倒れる
「貴様!」
「おいこいつどっかで」
手配所をみれば
「こいつ、一級犯罪者のルークフォンファブレだ」
「まさか」
「当りだ」
胸に刻まれた。十字架に蛇の巻き付いた焼印をみせる
「本物だう……」
車に乗っていた女性が、警備兵をナイフで殺す
「わかっただろじゃーね」