Second book
□絆の力
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エデン広場
「グハッ」
圧倒的な力を誇るマグナディウエスに、シンク達はおいつめられ、アニスとアリエッタは、それぞれの敵を倒した時に受けた傷により、うまく動けず、傷だらけのライガが二人を護っていた
「なんて力だよ。他の奴とは段違いじゃないか」
「アーステッパー」
土の精霊が四人に襲い掛かるが、ラルゴがかばう
「グッ」
ラルゴの背中に痛々しいほどの傷ができ、なんとかたっているのさえ信じられないほどだった
「シンク、俺はもう死ぬだろう。だから、俺ごとでいい奴に最大攻撃を撃て」
「できるわけないだろ!そんなこと」
シンクが、そういうが、ラルゴはすでに構えてシンク達の前にたつ
「神音、烈風のシンク、その名のもつ意味、わかるはずだ」
ラルゴの決意をしり、秘奥義を発動させるべく力をためる
「虚無の彼方へ散れ!ラストヴァ……貴様」
ラルゴが、マグナディウエスをとらえ、自分ごとマグナディウエスに刄を突き立てる
「無駄なことを」
引き剥がそうと爪が、ラルゴを切り裂くが、ラルゴは離れず
「やれ!」
「アカシック・トーメント」
巨大な譜陣より、ほとばしる力が、ラルゴごとマグナディウエスを消滅させる
「ガァァァゥ」
マグナディウエスの断末魔が、エデンに響き渡っていた
「やったよ。ラルゴ」
涙をながしながら、シンクは、その場に立ち尽くしていた