Second book
□焔の記憶
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ハイゼンヴェルト
「うわー」
「アニス忘れないでね。仕事で来たってことを」
「はいはい」
「もう」
呆れるティアなど目にはいらぬように猛ダッシュで、カジノへとはいっていくが、
「20歳未満の方の入場は禁止させていただいております」
警備員に止められてしまう
「ティアー」
「わかってるわよ」
「お姉さまのつきそいでしたか。これは失礼いたしました」
「すみません」
ティアが、頭をさげるが原因のアニスの姿はすでになかった。
「ハァ」
ため息がこぼれる
「私は任務に集中しなきゃ」
ティアの今回の任務とはこのカジノで行われているという麻薬の大量売買をみつけるというものだ。
「いた!カーチスロー」
男を、ゲームをするふりをして監視しているとちょうど9時になるころ店員によばれ裏へと通じるドアへとはいっていった。
「さてといこっかな」
ティアも動きだす