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□Valentine
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「疲れたー」
「なんであんたが疲れてんのよ」
「話すと長いよ姉上」
「わわかったいわなくていいわ」
アリアがやつれたシュリに視線をおくる
「がんばったわねずいぶんイリーナさんから聞いたわよシュリ」
「母さまが誠意には誠意でこたえなきゃだめっていってたじゃないですか」
ティアをうらめしそうにみる
「そうねでもやるのはあなたの意志なんだからあなたはえらいわ」
「なっ」
シュリが真っ赤になる
「ふふさてとそろそろ皆さんいらっしゃるわねお出迎えしましょ」
「わかりました」
「はぁ」
「いいかげんなれたらシュリエレナちゃんとかマリナちゃんなんかあんたに完全に惚れてんだからさこたえてあげなきゃ」
「知るかよそんなのだいたい俺はまだ女に興味ないの」
「もう母さまもなんかいってやってくださいよこの子このままじゃただの戦い馬鹿になっちゃうわよ」
「大丈夫よシュリならその時がきたらね」
「母さままで」
「ほらアリアとってこないとライシス君くるわよ」
「わわかっています」
アリアが駈けていく
「シュリ」
「なんだよ母さままで姉上みたいなこというのか」
「いいえその時がくればあなたはきっと見つけてくるでしょうから」
そういって優しくシュリに笑いかけていた
「なあ母さま」
「なに」
「父上がなんでいないの」
「そそれは//」
ティアの顔が真っ赤になる
「なにあわててんの」
「べ別になんでもないわそれより今日パーティーのほうよろしくね」
「はいはいがんばってください父上によろしくね」
「しゅシュリ//」
ティアがシュリを追い掛けていった