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□Child
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その日の夜、バチカル王城では二人を祝うパーティーが開かれようとしていた
「なんかすごいなこれ」
「ええ、きいてたより規模が三倍くらいになった気がするわ」
「たしかに」
パーティーの主役二人は規模の大きさに驚いていた
「あいましたわティアー」
「どうしたの?ナタリアもアニスも」
「どうしたじゃないよ。早く着替えなきゃ」
「あーあ、そうだったわね」
「ルークもですよ」
「俺はいいよ。それよりティア、お前顔色わるいぞ。つかれたなら部屋で休んでたほうが」
「大丈夫よ。私ならそれ……あっ」
ティアのからだが倒れる
「ティア」
ルークが抱き留めるが、表情は青ざめていてパーティーどころではないといった感じだ
「ナタリア、医者をよんでくれたのむ」
「ははい」
ナタリアが、すぐに医者を呼ぶようメイドにいいつける
「ルークごめんなさい。わたし」
「いいから黙ってろ!もう医者がくるから」
「ええ」